日本語研修 二期生編

一ヶ月研修が終わった6月に彼らを迎えに淡路島へ行きます。
どれくらい話せるようになっているでしょうか?と自分ではワクワクしていました。車の中でいろいろと話しかけてみますが、何だか反応が悪いです。まぁ緊張しているのかな、と思って気にしないようにしていましたし、リュウとジャンと同じく慣れてきたら大丈夫だろう、と思っていました。入寮と歓迎のお食事会も終わって、翌日から早速仕事が始まり、業務終了後から日本語研修をおこなう日々が始まりました。

個人的には、一ヶ月研修を別の施設でするというのは不安があります。確かに多くの問題があるとは思いますが、自社ですることで日々の進捗状況や実習生個人の能力、性格を把握できる事のほうが大きなメリットがあると思います。結果的に自社での教育計画が一ヶ月遅れになってしまいますから。

と、偉そうなことを書いてしまいましたが、実はまだ二期生の日本語研修もたいした授業をしていたわけではありません。当初、業務終了後の5時から7時までの二時間を予定していましたが、初日の集中具合を見て、一時間だけにしました。一期生と同じく母音の発音練習に加えて、彼らが使っていた教科書で文法の説明をしていく程度で、まだまだこの時は、日本語研修モドキの状態です。文法の説明に関しては、少し進んで自分でプリントを作るようにはしていましたが、この時の反省があったからこそ、三期生では多くの資料を作ることが出来たのも事実です。また、休日の授業の時や仕事が早く終わった時は、一期生に文法の通訳を頼むこともありました。

ただ、この授業の中で、何か一期生と違うモヤモヤしたものを感じていたのは確かで、その違いは二期生たちと奈良公園へ行った時、はっきりとわかりました。