この間の大連出張で、おいしい麺の店がありましたのでご紹介します。
营麦香(YING MAI XIANG)というお店で、場所は九州国際大酒店(旧ラマダホテル)前の交差点を駅の方に渡って長江路を少しだけ北方向(だと思います)に行ったところにあります。
お店の入口付近では手作りで麺を作っています。この日はおじさんが熱心に作っておられたので、失礼して一枚写真を撮らせていただきました。
私は担々麺を食べてみました。
確かにとても辛いのですが、山椒の辛さが無いので食べやすかったですね。四川料理のお店で食べた担々麺は山椒の味が強すぎて私は苦手です。
ふっと担々麺の語源ってなんだろうと思って上海の総経理に聞いてみると、”語源なんて考えたこともないです”と言います。で、ネットで調べてくれたところによると、成都の言葉で担ぐ棒のことを「坦々」と言うらしく、その棒を担ぎながら売っていたので「担々面」というそうですよ?とのことでした。
帰国してからWikipediaで担々麺を調べてみると、なるほど
”「担担」または「担担兒」は成都方言で天秤棒を意味し、元来、天秤棒に道具をぶら提げ、担いで売り歩いた麺料理のためにこの名が付いた。”とあります。
補足して
”1841年ごろ、四川省自貢の陳包包というあだ名の男性が考案して、成都で売り歩いたと言われる。もともとは、天秤棒の片側に豆炭を使う七輪と鍋を、もう一方に麺、調味料、食器、洗い桶などを吊して、担いで売り歩いた。鍋はまん中に区切りがあり、片方には具を、片方には湯を入れるようにしていた。暖かく、辛い麺を出したのが受けて流行ったという。”
ちなみに、ジャンが頼んだ炒面(焼きそば)をちょこっと貰ってみたところ、こちらもとても美味しかったです。李先生の牛肉面よりもこのお店のラーメンが好きになりました。