私は仕事で年に数回ほど中国の大連と上海へ出張します。
短期日数での出張ですから、毎回仕事の予定満載でかなり大変な出張になるわけですが、その中でもちょっとした楽しみがあります。
下戸な私にとって出張中の楽しみは、やはり食べ物ということになります。
食べ物と言っても、高価な食事ではなく、ごくありふれたお店でのちょっとしたものが五つあります。
まず、一つ目は季節限定ですが、冬に食べられる沙糖橘(sha tang ju)という小さなミカンです。 このミカンを初めて食べた時、その甘さに感動しましたよ。
元来、あまり果物を食べない私ですが、これは一番のお気に入りになっています。
冬の大連は、風が強く気温も低いので、出張もつらいですが、このみかん食べられると思うと、出張も楽しみになります。
2つ目は、羊肉の串焼きです。 竹串に小さな羊肉を串刺しにして炭火で焼いた上に香辛料をふりかけたものですが、これが一本二元(約34円)と安くておいしいのです。 ちょっとしたおやつ代わりにちょうど良い感じです。 大連でいろいろな串焼きの店に行きましたが、一番のオススメは、中山広場にある新疆大串というお店です。
3つ目は李先生の加州牛肉面というラーメンです。
醤油スープのラーメンに煮込んだ牛肉と香菜(シャンツァイ)が入っているだけの至ってシンプルなラーメンですが、何故か毎回一度は食べたくなる不思議なラーメンです。
4つ目は、大連にある不二心の肉まんです。
日本の肉まんと中国の肉まんは、ぜんぜん違う感じがします。
中国の肉まんは、とにかく具だくさんです。
冬の朝、寒い時に近くを歩くと湯気がホコホコ出ている蒸し器の前で大勢の人が並んでいます。そんな情緒豊かな光景の中で、肉まんを買って食べるのは、本当においしいですよ。以前は、いつも泊まっているホテルのすぐ近くにあったのですが、場所が変わってしまい、なかなか行けなくなったのが残念です。
最後は、大連の中山広場にある台湾手抓餅です。
これもおやつみたいな感覚ですが、お好み焼きの薄い生地を焼いて、別に焼いたハムと卵を挟んで食べる感じのものです。
ちょっとした香辛料の辛さがなんとも言えず良い感じなのですが、焼くときに使っている油が悪いのか。。。すぐに胸焼けを起こします。
それがわかっていても食べたくなるんですよね。。