とりあえず、京橋のパーキングエリアに車を停めて荷物を確認します。やはりどこにもパスポートはありません。確かトイレにいく時、みんなのパスポートを一つのカートに入れてたよな?と思い出して聞いてみます。
私 : 誰かのカート手前にあるカゴにパスポートを入れてましたよね?
ジャン: はい
私 : カートを返しに行った時にパスポートはありましたか?
ジャン: たぶん、その時に忘れましたね
“私の心の声: こらぁぁぁぁぁぁぁ!君が付いていて何やってるんだよ全く!”
この他人事のようなごくあっさりした返事。。全く困ったもんですよ。。。引率者が付いていながら何という事になるんでしょ。おまけに在留資格カードも一緒に入れてあったものですから、身分証明証が何もないですよの状態です。
早速日本側の受入組合に電話をして、研修施設へ事情を連絡してもらい、到着が遅れることを伝えます。同時に空港へ電話をしてパスポートをカート置き場に忘れたので届いていないか確認しますが、まだ届けられていないようでした。事情を説明して届いたら連絡をもらえるようにお願いしておきました。
ここに留まっていてもしょうがないので、研修センターへ向かい途中淡路島サービスエリアで遅い食事休憩をとりました。
ちょうど駐車場から出ようとした時、当社上海の総経理から電話が入りました。
リ:
何だか送り出し機関から電話が入ったのですが、実習生が空港にパスポートを忘れましたか?
私:
そうなんですよ。。ってどうして”リ総”は知っていますか??
リ:
中国南方航空から送り出し機関に電話があったそうですよ。南方航空に電話をしてみてください
もうね、ラッキーーーーーっというのが最初に浮かんだ言葉です。
親切な人が南方航空のカウンターへ三名分のパスポートを届けていただいたようです。
すぐさま南方航空へ電話をしてみます。すると確かに預かっていますが、受け取りには委任状が必要とのことです。本人たちが行くのなら必要ありませんが、もう淡路島サービスエリアまで来ています。これから戻っても南方航空の事務所は閉まっているとのことでしたので、戻ることも出来ません。
そのまま急いで研修センターへ向かい、委任状を作成する用紙を頂いて実習生たちにサインをしてもらいました。
その翌日、再び関西空港の中国南方航空へ行き、三名のパスポートと在留資格カードを受け取り、そのまま研修センターへ向かった私です。届けて頂いた方のお名前を教えていただこうとしたのですが、カウンターに持って来られただけでわかりませんとの事でした。
初日からこんな波乱が起こるとは思いませんでしたよ。
※明日は実習生が作ってくれた餃子のお話です