6月27日に第五期生の面接を行い、三名の採用がありました。今回はとても良い面接ができたようで安心しました。
みんなが帰国する際に、ジャンも一緒に来日しました。実習生たちの世話と工場で機械の技術を勉強するためです。

ジャンが来ると、実習生たちはみんな何だか嬉しそうです。表情がとても明るくなり会話も弾んでいます。普段は言葉が少なめなソンですが、ジャンが来ると全然違って、中国語で話す話す、日本語も話す話す。。。普段からこれくらい話してくれたらもっと上達するのになぁと思います。みんなが龍哥（りゅうお兄さん）龍哥（りゅうお兄さん）と話しかけます。このような光景を見ると、あの子もいつの間にやら良いお兄さんになりましたねぇと彼の成長を感じます。

先週の土曜日に実習生たちに会社の草刈りを手伝ってもらい、昼食を社長にご馳走になりました。三期生、四期生、ジャンと久しぶりに賑やかな食事です。

お腹いっぱいになって帰るときに、ソンとドンが今日は西大寺の寮に泊まって良いですか？と聞きました。
良いですよ、でも日曜日帰る時、どうしますか？と聞いたら

「遠いですから、歩いて危ないです。次長迎えに来ます。私たち連れて帰ります」

何とチャッカリしていることでしょう。。。
まぁみんなと一緒は久しぶりだし、いろいろ話したいのでだろうな、と思いましたので、日曜日の三時に迎えに行くことにしました。

日曜日の朝、ジャンから連絡があって、ゲームセンターに行きますから、終わったら連絡します、とのことでした。三時半くらいまでみんなで楽しく遊んだようですね。
迎えに行くと、ジャンと四期生たちは電車で帰ったようで、ソンとドンだけが駐車場で待っていました。

車に乗せて寮へ行こうとすると、ドンが

「次長に私たちがいつも買い物するのところ教えてあげます」

と言います。ん？業務スーパでしょ？知っていますよ？ひょっとして買い物に連れて行けってことですか？と思いましたので、そのお店はよく知っていますよ。安いものが多いですね。と誤魔化してみました。

すると後ろで二人で何やらボソボソと話しています。
ほら…早く連れて行ってと言わないとお店を通らない道に行っちゃうよ、と思いながら知らないふりをしていると、

ソンが
「川の道綺麗です、木いっぱいあります。自転車の道教えます」
とまだまどろっこしい事を言います。

そろそろ道を曲がらないと遠回りになってしまいますので、ではちょっと通ってみましょうか、と気づかないふりをして言うとホッとしています。どうしてこの子たちは素直に連れて行って欲しいと言わないんでしょうねぇ。。まるで私と言葉ゲームをして遊んでいる感じがします。

結局、一週間分の買い物をして連れて帰る羽目になってしまいました。