三期生と四期生が別れて生活をすることになりましたので、社長から実習生たちのメンタル面のケアを考えて、寮にネットを引いてジャンに定期的に話をしてもらう、ということの指示がありました。
メンタル面のケアについては、これからは重要な課題になると私も考えていました。ただ、ネット環境については、実を言うとちょっと心配な面もありますね。
やはりネット環境があると、日本語の勉強が疎かになる傾向があります。
以前も書きましたが、一期生たちの時は、ネット環境は一年間無かったので、とにかく暇でしたから勉強をしていました。
その成果は如実に現れており、一年経った彼らは外国語として日本語を話しているのではなく、ごく普通に日本語を使うレベルになっていました。
語学は、その勉強に費やした時間の分だけ伸びる、と言われています。ですから、毎日コツコツと勉強することが重要なのだと私も思います。
ネット環境が出来た二期生以降は、やはり勉強不足の感が否めません。
来日当初は、一期生たちよりもレベルが上だと感じていたのに、結局二期生たちはN3にも合格できませんでしたし、三期生たちも一期生の同時期と比べるとやはり劣る感じがします。
ですが、メンタルケアはこれから必ず重要な課題になると思っています。ジャンは彼らにとっても最高のカウンセラーだと思いますから、ベストな選択肢だと思います。時代とともに人は変わっていきます。今までは大丈夫だったからこれからも大丈夫という考えは危険です。ですから、社長の指示はもっともだと私も思います。
後はその環境の中で、いかに彼らの能力を伸ばしてあげられることが出来るかを私達自身が考えていかなければならないのでしょうね。