会社に配属されて一ヶ月とちょっと経った6月1日に四期生たちと奈良公園に行ってきました。

日本語の勉強をしている時チョウとシュが

「次長、奈良公園　いつ行きますか？鹿　います。大きいの仏像あります。いつ行きますか？」

と聞きました。
おや？この子たちはずいぶん楽しみにしているようですよ？
楽しみにしてくれているとやはり嬉しいものです。
ちょうど5月に出張が入っていたため、なかなか日にちが取れずにいたので、どうしようかと迷っていたのですが、この子たちから聞いてきましたから行きましょう！ということになりました。

当日の朝、8時半に寮に近い会社の駐車場へ来てください。と話してあったのですが、来ません。。

この子たちも寝ていますか！と思って電話をしても電源が入っていないので云々と携帯電話もつながりません。

すると、Facetimeで着信があって、
「次長、どこにいますか？私たち　8時から　います」

何だか話がおかしいですよ？
よくよく聞いてみたら、会社に近い駐車場で待っていたようです。
たまたま事務所の無線ＬＡＮの電波を拾ったので、シュが持っているiPad miniでかけてきたようでした。

このように、話が正確に伝わらないのは、もはや想定内です。
話が伝わらないことを利用して、もう一度説明することで、より注意を促すことが出来ます。失敗をネガティブに考えるのではなく、失敗を利用をするように考えることが出来るようになってきましたから、私もこの子たちとの関わりで成長したのでしょう。と思います。。。

もう恒例になりましたが、西大寺駅から近鉄奈良駅まで電車に乗ります。
シュが電車にどのくらいの時間乗るのか不安そうに聞いてきます。
8分位だとわかるとずいぶん安心したようですね。どうも彼は電車も30分くらい乗ると酔ってしまうそうです。これからの遠足のことを考えると若干不安を覚えますが、まぁ酔い止めを飲んだら大丈夫でしょう…

近鉄奈良駅から飲み物を買ってテクテク歩きながら県庁の説明などをしていると、チョウが反対側にいる鹿を見つけて、

「向こう　行て　いいですか」
と言います。
ずいぶんとワクワク感が上がっているようです。
今回は、いい勉強が出来そうですよ！と思いながら鹿がいる方へ行きました。