幸せものですよ!

こんなことを言うのもなんですが…当社の研修生たちは、とても幸せだと私は思います。

彼らが入国する少し前、製造部の主だった人に集まってもらって、これから中国からの研修生を受け入れます、という説明会を行いました。
かなり以前、日系外国人を雇用していたことがあったようで、当時からおられる社員は、外国人社員という事に対して非常に印象が良くないようです。
大多数が受け入れに反対ですし、関わりたくない、という感じの話で進んでいました。その時、当時製造部の次長だった人が、「会社が決めたのならしょうがないだろ、ただし、受け入れるからには、日本に来て良かった!と思ってもらえるような研修内容にしよう」と言っていただけました。この言葉を聞いた時、ものすごくホッとしましたし、この制度はきっとうまくいくと私は確信していました。

研修制度がうまく運用できるかどうかは、経営者の考えや現場の受け入れ体制で決まると思っています。
私の予想通り、彼らの三年間はとても良い三年間でしたし、彼らはたくさんのお父さんを持つことが出来ましたよ。 中国のお父さんに加えて、日本のお父さんが何人いることか。 会社の年配者は、みんな彼らを自分の子どものように可愛がってくれましたし、若い人は一緒に遊んでくれました。 彼らは、仕事だけでなく、多くの友だちやお父さんを得て帰国することが出来たわけです。

彼らにとってもこの三年間は有意義で、自分だけの良い財産になったと思います。