除夜の鐘を聞きながら 第二話
「今日の夜6時半に西大寺から電車に乗ってください。一番後ろの車両に乗ってくださいね。乗る前に電話をください」 と31日の朝、彼らに電話をしました。 「あいやぁ。。本当にに行きますか」 と聞こえますが、聞こえないふりをして・・・続きを読む
「今日の夜6時半に西大寺から電車に乗ってください。一番後ろの車両に乗ってくださいね。乗る前に電話をください」 と31日の朝、彼らに電話をしました。 「あいやぁ。。本当にに行きますか」 と聞こえますが、聞こえないふりをして・・・続きを読む
さて、一期生の話はもう少しだけ続きます。 秋には奈良県機械工業協同組合が主催するソフトボール大会にも参加して三位になりました。初めて体験するスポーツに備え、会社のみんなと昼休みに練習をしている様子は、すっかり会社に溶け込・・・続きを読む
淡路サービスエリアで、少し休憩します。 大観覧車があるので、乗ってきていいですよ、と言うとジャンは行きたいようですが、リュウが乗り気ではありません。どうやら私と同じで高いところが苦手なようです。 リュウに、ジャンと一緒に・・・続きを読む
さて、二年目は先日のお話を除いては比較的平穏に過ぎていきます。 彼らは日本語もかなり上達し、社内での会話もスムーズになっています。 また、社内の若い人たちとよく遊ぶようになっていました。 時々、食事にも連れて行ってもらっ・・・続きを読む
年は変わり平穏な二年目になりますように…と願ったその春に何とも困ったことが起きました。4月のある朝、いつものように実習生たち二人が出勤してきましたが、どうもジャンの様子がいつもと違います。 元気もないし、朝の・・・続きを読む